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地域密着型医療で内科診療と専門性の融合を目指す
<東京都文京区 おとわ内科・脳神経外科クリニック>

院長 川又達朗先生 院長 川又達朗先生

専門である脳神経外科だけでなく、生活習慣病を含む内科一般、神経内科なども広くカバーし、地域密着型の医療を行っているおとわ内科・脳神経外科クリニック。大病院と太いパイプを持つとともに、ご家族へのサポートも含めた心の通った医療を提供しています。

「専門性」と「敷居の低さ」を兼ね備えたクリニック

院長である川又達朗先生は、20年以上にわたり最先端の医療現場で脳外科疾患の診断・手術を行ってきました。大学病院で診療にあたっていた時には、慢性硬膜下血腫や正常水頭圧症などの「治る認知症」の治療も行っていました。その経験を生かし、「専門性と日常的な内科診療の融合を目指す」というコンセプトを掲げ、2008年7月におとわ内科・脳神経外科クリニックを開業しました。現在は、専門である脳神経外科だけでなく、内科も含め幅広い領域をカバーする地域密着型医療を行っています。

「大きな病院と違い、敷居が低いのがクリニックのよいところ」と言う川又先生のもとには、さまざまな悩みを抱えた患者さんが訪れます。人間ドックや禁煙外来にも取り組み、生活習慣病管理の啓発も積極的に行っています。脳外科医である立場で、「高血圧や糖尿病を放置したら最終的にどうなるか」という例を数多く見てきたからこそ、「生活習慣病の恐ろしさや治療の重要性について説得力を持って伝えられる」と先生は感じています。生活習慣病と脳には密接なかかわりがあり、生活習慣病をもとに血管性の認知症が発症する場合もあると言います。

また、「最近もの覚えが悪くなった」「今までできていたことができなくなった」と、「もの忘れ」を気にして受診する患者さんのなかには、うつ病の人も多いそうです。アルツハイマー病よりも少し年齢が若い働き盛りの人に多いと言います。さまざまな角度から認知症へのアプローチが可能なのは、幅広い領域をカバーする同クリニックならではの強みとなっています。

 

丁寧な問診で「もの忘れ」の種類を区別する

同クリニックでは、もの忘れで受診する患者さんに対して、最初に問診による近接記憶障害と想起障害の区別を行います。

「近接記憶障害はアルツハイマーのような認知症の中核をなす症状です。一方の想起障害というのは、記憶できないのではなく、覚えているはずのことを想起する(思い出す)ことが難しくなるということなので、医学的な意味合いでの記憶障害ではありません。人の名前が思い出せないとか、どこにものをしまったのかをすぐに思い出せないといったことはわれわれにもよくありますよね。想起障害の場合は時間がたてばぱっと思い出したりしますが、記憶障害の場合は忘れたままです」(川又先生)。

予約なしで受けられるCTで即日診断が可能 予約なしで受けられるCTで即日診断が可能

問診によって、「認知症の疑いあり」となった場合は、MRIなどによる画像診断を行って高次脳機能障害の原因となる疾患がないかを確認します。そのうえで、長谷川式などの認知機能テストを行い、大体のスクリーニングをするというのが認知症診断の流れです。

そして、同クリニックの特徴の1つとして挙げられるのが、気軽に画像診断を受けられるということです。CTは予約なしで受けられ、MRIも他の病院との連携により、当日または翌日には受けられる体制を整えています。大学病院などと比較すると結果が出るまでの時間を大幅に短縮できるうえ、予約と検査結果の説明は同クリニックで行うため、患者さんにとって大変利便性が高くなっています。

また川又先生は、早期のアルツハイマー型認知症の診断を行ううえで近年よく用いられるようになったMRI検査のVSRADの性能を高く評価していますが、その一方で1回の検査で診断を下すことの危険性を指摘します。「VSRADを使う場合は、半年後にもう一度検査をして経時変化を確認することが肝心。数値だけで判断するのではなく、やはり一番大切なのは、症状をしっかり診るということですね」と、患者さんやご家族からのヒアリングの重要性を説きます。

 

患者さんとしっかり向き合い、心情にも配慮

川又先生によると、患者さんのご家族や先生自身も「認知症かもしれない」と思っていたけれど、「実は違っていた」という場合があったと言います。

夫婦揃って生活習慣病の治療で通っていた患者さんがいました。ある日、ご主人から「最近妻と会話をしていると話がどんどんずれていってコミュニケーションがうまく取れない。もしかしたら認知症ではないか」と相談を受けたそうです。それは、川又先生自身も診療を通して感じていたため、ご主人からの依頼もあり、長谷川式などのテストを行ったものの、記憶障害はまったく認められませんでした。検査を通してじっくり話してみると、会話がずれる原因は、実は耳が遠くなったことにありました。それは、日頃から患者さん一人ひとりと向き合い、広い視野を持って診察にあたっている川又先生ならではのエピソードです。

認知症の診断の際には、ご家族には伝えますが、心情に配慮して患者さん本人にははっきりと言わないことが多いと言います。ただ、初期の認知症患者さんの場合、もの忘れの症状を認識しており、生活に不便が生じていたり、認知症とは思わないまでも自分の症状を心配したりしている人もいます。そういった患者さんに認知症の薬を出す場合は、「もの忘れが進まなくなる薬ですので、飲んでいると良いと思いますよ」というすすめ方をしているそうです。

 

地域連携でご家族の負担を軽減することが大切

「認知症の治療ではご家族の負担をできるだけ軽減することがとても重要」と川又先生は考えています。

「認知症自体は薬が効くとはいえ症状は進んでいきます。そうなると周囲の人への負担も増えていきますから、公的なサポートを利用することが大切になります」(川又先生)。

認知症と診断された場合には、ご家族に支援センターを紹介し、「必ず行ってください」と伝えていると言います。ご家族が介護の悩みを1人で抱え込まないようにするためにも、どんな支援が受けられるかを最初に把握しておくことが重要だと考えているからです。「医学的なサポートだけでは限界がある」と感じているため、これからも、「利用できる公的サポートはできるだけ利用したほうがいい」ということを伝えていきたいと先生は語ります。

脳神経外科、生活習慣病を含めた内科診療、さらに神経内科など、さまざまな角度からのプライマリケアに対応が可能な同クリニックは、地域医療に欠かせない存在となっています。しかし、なかには専門的な介入が必要な場合もあるため、地域の病院と連携しながら診療にあたっています。

川又先生は、「1つのクリニックでできることは限られていますから、専門医や最新設備の整った大きな病院とネットワークを作り、しっかりと役割分担をしていくことが大事。そうすることが結局は患者さんの幸せにつながるのではないかと思います。治療によって患者さんがよくなることがわれわれにとっての一番の喜び。そういった意味では認知症予防薬の開発にも大いに期待しています」と患者さんへの思いと病診連携の大切さを語りました。

 

 

取材日:2011年10月15日
おとわ内科・脳神経外科クリニックの外観

おとわ内科・脳神経外科クリニック


〒112-0013
東京都文京区音羽1-5-17
TEL:03-6662-7755

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