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リハビリを柱に医療と介護の両輪で生活を支援
<静岡県浜松市 医療法人社団三誠会 北斗わかば病院>

院長 杉本昌宏先生 院長 杉本昌宏先生

北斗わかば病院は142床の医療療養型病院です。スタッフは、病院、併設の施設含めて約200人。神経内科を専門とする院長の杉本昌宏先生が2005年に設立し、神経難病の患者さんを中心にリハビリに力を入れてきました。併設の介護施設でも、介護サービスの柱にリハビリを据え、運動療法に力を入れることで患者さんの在宅生活を支援し、医療と介護のきめ細かな連携を図っています。

運動療法を中心としたリハビリで機能を保つ医療を

院長の杉本昌宏先生は、浜松医大、焼津市立総合病院などで神経内科医として勤務し、神経難病の患者さんを長期にわたって診られる施設が欲しいと北斗わかば病院を開業しました。

「長期療養だけでなく薬物治療と運動療法を中心としたリハビリで、患者さんがなるべく良い状態を保てるような施設をつくりたいと思いました」と杉本先生。

リハビリは主に運動機能と高次脳機能のトレーニングに取り組んでいて、患者さんが自宅で過ごせる時間を少しでも長く持てるようにとの願いから、入院患者さんだけでなく外来でもリハビリを行っています。

同院の認知症の患者さんの内、外来は100人、入院は50人ほど。近隣地域では認知症を診断できる医師が少なく、内科のかかりつけ医や他の病院からの紹介が増えているという状況があります。

 

気軽に受けられる脳ドックで早期発見に貢献

認知症患者さんの特徴として、診察場面では質問にきちんと答えてくれることも多く、症状を見逃す可能性も高いことから注意を要します。

同院では、長谷川式またはMMSE(認知機能検査)のスケールを用い、患者さんに別室でテストを受けてもらう間、ご家族からの聞き取りを行い、ご本人の前では言いにくい話も聞きます。その後テストが終了した患者さんにご家族から聞き取ったエピソードについて問いかけ、ご本人が認識しているかどうかを確認します。

「『私はもの忘れしません』とおっしゃる方が多いので、『画像の検査をしてみましょうか』と持ちかけています」。

画像診断は圧迫感のないオープン型MRIを用い、患者さんのストレスを軽減しています。

その後もご家族から患者さんの様子を聞き、患者さん本人の認識を確認するといった形で診察を進め、進行を観察していきます。

「ご家族が患者さんの様子に気づいて連れてくる場合、MCI(軽度認知障害)のレベルではなく認知症をすでに発症しているケースがほとんどですね。中等症の方もいます」と、杉本先生は早期診断がまだまだ実現できていない現状を強調します。

認知症の早期発見には脳ドックがきっかけとなる場合もあります。

「開業当初より脳ドックを開設しています。より多くの人に受けてもらうことが肝心と考え、気軽に受診できる価格設定にしています。認知症の早期発見と脳血管障害の発症前のリスクの発見に役立っています」。

 

リハビリを介護サービスの柱に医療と介護の連携を図る

退院後の患者さんにはバックアップが必要ですが、医療だけでは支えきれません。

医療と介護の連携について杉本先生は、「在宅の患者さんの体調を管理するのが医療、患者さんの生活を維持するために支援するのが介護のサービスであると思っています。病気を持った方であればどちらも必要なわけです。BPSD(周辺症状)など行動異常が出てご家族の苦労がある患者さんには、医療と介護両輪で支えていきたいと思っています」と語ります。

 

在宅医療を支援できる病院づくりへ

介護サービスのこれからの課題として、施設だけでなく家でも集中して何かに取り組む時間を持ち、生活のリズムを整えられるような形を拡大できればと杉本先生は考えています。

「認知症に対して医療ができることは限られているが、患者さんの残された能力を広げていき、生活を支援していく手段として介護サービスの役割があります」。

認知症医療の課題としては、地域に認知症を診られる医師がなかなか増えない問題を挙げます。診断後にかかりつけ医に託しても、かかりつけ医が認知症治療に不慣れという理由でまもなくまた同院に通うようになる患者さんが多いと言います。

「長年付き合ってきたかかりつけ医が認知症を診られる形が理想的と考えています。地元なら顔なじみの患者さんに声かけしてもらうなど、地域のコミュニティーを治療や介護に役立てることも容易です」。

また、杉本先生は今後同院の「病院」としての機能を最大限に生かすには、地域で往診したり、外来で診ている医師から、患者さんを入院させたいというリクエストがあったときは、それに応えていける「在宅療養支援病院」としてシステムを整えていきたいと言います。

「病院を飛び出して、待つのではなくこちらから診に行く診療を行っていきたいと常々思っています」と杉本先生は在宅医療への情熱をのぞかせます。

「ただ、今はこの規模の病院をかまえているので、それならば在宅療養支援診療所でがんばっている先生方と連携して、通院できない患者さんにも医療が量・質ともに平等に届くように努力したい」と目標を熱く語ります。

 

 

取材日:2012年4月26日
北斗わかば病院の外観

医療法人社団三誠会 北斗わかば病院

〒434-0015
静岡県浜松市浜北区於呂3181-1
TEL:053-588-5000

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