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画像診断の専門性を活かして地域医療に貢献
<新潟県上越市 かなざわ内科クリニック>

院長 金澤責先生 院長 金澤責先生

画像診断の専門医であると同時に、患者さんやご家族とじっくり向き合う「かかりつけ医」でありたいという思いで開業したかなざわ内科クリニック。その専門性を活かして、地域医療の充実に貢献しています。

クリニックには珍しい1.5TMRIを配備

2005年に、かなざわ内科クリニックを開業した金澤責先生は、もともとは大学病院の放射線科で画像診断やがん治療に携わっていました。がんの早期診断に取り組むなかで、それ以外の疾患でも画像診断が早期発見・診断の決め手になると考え、総合病院で内科全般を担当した上で、内科と消化器科を標榜するクリニックを開業したのです。開業を決意した背景には、患者さんとコミュニケーションを取る時間をもっと確保したいという思いも強くありました。

1.5テスラーのMRI 1.5テスラーのMRI
かなざわ内科クリニックのシンボルマーク かなざわ内科クリニックのシンボルマーク

クリニックには珍しい1.5テスラーのMRIとVSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)を備え、金澤先生含め12名の組織で放射線技師2名、臨床検査技士1名を配置して、総合病院にひけを取らない高度な画像診断を行える環境を整えています。

「MRIを活用する医師はたくさんいますが、画像診断の専門医は少なく、上越市全体で私を含めて4~5人だと思います。この専門性を活かして、認知症をはじめ診断の難しい病気の早期発見・治療に貢献するのが当クリニックの使命だと考えています」と金澤先生は語ります。

開業時に金澤先生自身が考案した英国紋章風のシンボルマークは、2匹のクマが親しみを、オリーブの枝が平和を表し、リボンに記されたWisdom(知性)、Honesty(誠実)、Reliance(信頼)を大切にして地域医療に貢献していくという決意が込められています。

 

大規模病院で長く順番を待つよりも......。

現在、同クリニックをかかりつけとして通ってくる患者さんに加えて、他のクリニックや病院からの紹介で画像診断を受けたり、セカンドオピニオンを求める患者さんも多く訪れています。

「大きな病院ほど装置の数の割に画像診断を必要とする患者さんが多く、順番がなかなか回ってこないという現状がありますが、当クリニックで撮った画像を総合病院や大学病院に持っていくことも可能です。画像診断装置を持たない病院・クリニックからの依頼もたくさんあります。どんな病気も早期発見・早期治療が重要であり、早期発見には画像診断技術が大きな役割を果たすので、この点で、当クリニックの存在が、地域医療の総合力を向上させていると自負しています」(金澤先生)。

 

画像診断の限界も知っているのが専門医

上越市において、同クリニックは高度な画像診断を担当する専門医と位置づけられており、多くの認知症患者さんの診断に携わってきました。

海馬の萎縮を詳細に評価できるVSRADを活用してアルツハイマー病の早期発見をめざすと同時に、アルツハイマー病以外の脳の器質障害などを見逃さないのも画像診断専門医の務めだと金澤先生は言います。

「患者さんやご家族だけでなく医療関係者のなかにも、画像診断をすればすぐに白黒が付けられると誤解している方がいます。しかし、どんなに高性能の装置やシステムを使っても、限界は必ずあります。限界がどこにあるかを把握し、限界について明快に語ることができるのが、プロフェッショナルだと思っています」(金澤先生)。

画像での判断には適さない症例もありますし、身体を静止できなくて撮影そのものが難しい患者さんもいます。その場合、どうやって検査すれば少しでも良い画像を得られるかは、専門医の経験と腕の見せどころになります。

「今後は一般の医師向けに、画像診断をどのように使っていくべきか、その可能性と限界、将来展望などについて知ってもらうセミナーを開いていきたいですね」(金澤先生)。

 

丁寧な説明が治療の第一歩

内科医としては、多くの認知症患者さんの治療にも取り組んでいます。

明るい待合室 明るい待合室

「高血圧などで定期的に通ってくる患者さんに、認知症の兆しがないか、常にアンテナを立てておくのは、かかりつけ医の責務だと思います。毎日、共に暮らすご家族は小さな変化に気づきにくいですからね」(金澤先生)。

いちから認知症を診断する場合は、もちろん画像のみではなく、患者さんの問診、ご家族への聞き取りを丁寧に行い、長谷川式簡易評価スケールなどのスケールテスト、血液検査などを行い、さらに院外の臨床心理士や精神科医の意見を仰ぐこともあります。

認知症に限らず心がけていることは、患者さんが病状や治療方針を理解し、納得した上で前向きに取り組めるように、誠実でわかりやすい説明を行うこと。認知症の場合はごく初期を除いてご本人に病識がないので、説明する相手はご家族となりますが、「ご本人でもご家族でも、少しでも納得できない思いを抱えていると、途中で通院をやめてしまったり、服薬が疎かになったりしますので、理解して納得することがとても重要なのです。また、治療に真剣に取り組んでもらうために厳しい現実を告げることもありますし、逆に深刻な病気ではないのに、悩んだり悲観したりする方には、『心配はいらない』とハッキリと否定してあげるようにしています」と、金澤先生は言います。

 

地域全体で認知症患者さんを支える

認知症治療に欠かせないのが、院内・院外との連携、そして医療と介護の連携です。介護サービスをうまく活用できると、症状の進行が目に見えて遅くなることも珍しくなく、日々介護する家族の負担は大幅に改善します。「施設に往診に行っているので、介護福祉施設でのサービスを知った上で、うまく連携することができるようになってきました。自宅で暮らす患者さんとの関わりはまだあまりなく、介護・福祉の専門職の皆さんに助けて頂きながら、取り組みを進めていきたいと思っています」(金澤先生)。

さらに、医療・介護の関係者だけでなく、地域全体で認知症患者を支えるべきだと金澤先生は言います。

「ある人が認知症を発症することで、困るのは家族など近しい人だけだと考えがちですが、たとえば、患者さんが車を運転して事故を起こしたらどうするのか、危ないからといって運転を禁止するだけで問題は解決するのかなど、難しい課題がたくさんあります。認知症はすでに珍しい疾患ではなくなっており、家族だけで抱え込んで、どうにかなるものではないのです。治療を始めた患者さんのサポートはもちろん、認知症の兆しに早めに気づいて、医療や福祉に繋げていくことも、地域の役割になってくるでしょう。そんな、地域をあげて認知症患者さんを支える仕組みづくりに、少しでも貢献していきたいと思います」(金澤先生)。

 

 

取材日:2013年3月4日
かなざわ内科クリニックの外観

かなざわ内科クリニック

〒943-0803
新潟県上越市春日野1-14-11
TEL:025-521-0808

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