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長期的な視点に立ち、患者さん・ご家族本位のケアを
<埼玉県飯能市 医療法人新正会 間柴医院>

医療法人新正会 理事長 間柴医院 院長 間柴正二先生 医療法人新正会 理事長
間柴医院 院長 間柴正二先生

幅広い診療科目を標榜し、“どんな病気でも診つけます”をモットーに、専門性の高い診療で地域医療を支えている間柴医院。認知症に対しては長期的な視点に立って、患者さん・ご家族と共に歩む診療に取り組んでいます。

満を持しての開業

東京都心から約50km圏内とアクセスの良好な環境にありながら、緑豊かな自然にも恵まれた埼玉県飯能市。その市街地の一画に間柴医院が開業したのは2005年のことです。 

「実家が飲食店を経営していたこともあって、学生時代から自分で医院を経営したいと考えていましたから、まさに念願の開業でした」。

そう振り返る院長の間柴正二先生は「どうすれば患者さんが来てくれるのか、勤務医時代からずっと考えていました」と言葉を続けます。

「大学病院に勤務していた頃、週に1度、他の病院で診療する機会があったのですが、患者さんが多い病院と少ない病院はどこが違うのかを観察していました」。

2002年に同市内のクリニック院長に就き、電子カルテの効果的な活用など業務の改善に努めたところ、当初1日15人程度だった患者さんが3年後には約100人にまで増えたといいます。

「これに手応えを感じ、自分の手で患者さん100人規模の医院を運営しようと開業に踏み切ったのです」。

 

病診連携を基本に“診つけること”に注力

開業当初、医師は間柴先生ともう1人の2人だけでしたが、現在は17人と診療体制を拡充。内科・消化器科をはじめ、標榜する診療科目は10を超え、“どんな病気でも診つけます”を目的に掲げています。

「開業して間もない頃、健診で高血圧を指摘されたが放置していたというご近所のおじいちゃんが『近くにできたと聞いたから』と来院されたのです。血液検査の結果、貧血があり、出血があるかもしれないと念のため胃カメラで検査したところ、胃がんが見つかりました。進行性でしたが、すぐに私の母校である埼玉医科大学病院に送り早期の段階で治療できたので、元気になられました」。

「医師ですから、できることなら最後まで自分で治したい。しかし、それにはかなりの設備投資が必要で、町の開業医には限界があります。ならば、早期発見を第一に、必要があれば大学病院・総合病院に送るという体制を敷くことで、結果的に患者さんに良い治療が提供できると考えて“診つける”を目標に掲げたのです」。

 

2011年を境に本格的に認知症に向き合う

認知症の診療においても、早期発見を第一とする姿勢はもちろん同じ。

「ご家族がもの忘れなどに気づいた時点で相談に来られればいいのですが、『もう年だから』と放っておいて悪化させてしまうことが少なくありません。早期に適切な治療をすれば改善する見込みがあるのに残念です」と間柴先生は少し顔を曇らせます。

2005年に同院を開業したとき、ほっとプランましば(居宅事業所)、訪問看護ステーション(現・院内「訪問看護室」)、ましばヘルパーステーション(訪問介護ステーション)を同時に立ち上げたので、その頃から認知症を診る機会はありましたが「2011年を境に、より本格的に診療に取り組み始めた」と間柴先生は言います。

「それまで認知症のお薬はドネペジルしかありませんでしたが、同年、複数の新薬が登場しました。『これで認知症に対する社会の意識が変わるのではないか』『一般の開業医が認知症を診る時代が来る』。いわば医師としての本能でそう感じたのです」。

間柴先生はそこから猛勉強を重ね、積極的に認知症の診療にあたりました。

「もともと消化器の医師ですから、認知症は専門外。しかし、症状が改善して喜ばれるご家族の顔を見るのは、医師として冥利に尽きます」。

 

画像はあくまでも補助的な判断材料

認知症の診療は間柴先生自身が担当しており、長谷川式簡易評価スケールや行動観察、頭部CTなどで患者さんの状態を確認していきます。

同院は最新鋭の検査機器を備え、頭部CTも院内で行えますが、間柴先生は「画像はあくまでも補助的なものであって、ご家族からの話を含めた総合的判断が重要」だと指摘します。

「行政の検査で長谷川式簡易評価スケールが0点だったという患者さんを当院で検査すると17点だったことがあります。おそらく先の検査では、患者さんはへそを曲げてちゃんと答えなかったか、あるいは検査のやり方に問題があったか、どちらかでしょう。いずれにしても一つの結果だけを鵜呑みにはできません。医師の前ではしっかりしているように装う患者さんもおられますし、ご家族から聞くべきことも多いので初診はどうしても時間がかかりますが、そこはかけるべきだと思っています」。

 

患者さんが“かわいらしく”なるように

治療にあたって間柴先生は、BPSD(周辺症状)の改善に注力しています。

「中核症状であるもの忘れに目が行きがちですが、認知症で困っているのは患者さんよりもむしろご家族です。たとえもの忘れがあっても、おとなしくかわいらしいお年寄りならご家族は穏やかに過ごせますが、毎日のように暴言を聞いていたらほとほと疲れてしまいます。実際、当院に来られる患者さんはBPSDが出始めた方が多いので、これをお薬で“かわいらしく”するように考えていきます。中には2週間で見違えるほど改善し、私自身が驚いたケースもあります」。

間柴先生はまた、長期的な視点からのアドバイスにも心を配っています。

「1年後、さらに数年後に、症状がどのように進んでいる可能性があるのかをご説明します。ずっと在宅で看るのか、施設への入所を考えるのか、そのときの経済的な負担をどうするのか、心の準備と物理的な準備、両方が必要であることを理解していただかないといけません」。

 

ご家族に悔いが残らないケアを提供したい

1日平均の外来患者数は300人以上、関連施設を含めたスタッフは200人を超えるまでになり、地域の中核医院として重要な役割を果たしている同院。大学病院との連携のかたちも整い、運営に手応えを感じている間柴先生は「地域の方にもっと当院を活用していただけるよう、私は仕事の比重を経営に置くつもりです。でも、認知症の診療にはこれからもずっと関わっていたいですね」と意気込みを示します。

「患者さんだけでなくご家族など周りの方までを幸せにできる、これほどやりがいのある仕事は他にありません。そもそも専門外の分野でしたが、これからも診療はもちろん訪問介護などのサービスを含めて、さまざまなかたちで患者さんとご家族を支えたいと思っています」。

「そしていつか患者さんが最期を迎えるとき、ご家族が悔いを残すことなく『みんな頑張ったよね』と納得して看取っていただきたい。それが私の願いです」。

 

 

取材日:2014年1月20日

間柴医院の外観

医療法人新正会 間柴医院

〒357-0024
埼玉県飯能市緑町3番地4
TEL:042-983-1660

施設のホームページへ

 

間柴医院の外観2

 

 

 

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