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充実した検査体制と患者さんの立場に立った親身な対応で、
ここで診てもらえてよかったと思われる認知症診療を提供
<東京都葛飾区 医療法人社団 細田診療所>

院長 赤畑正樹先生 院長 赤畑正樹先生

気軽に相談できる町の診療所として、50年以上にわたり地域と共に歩み続けてきた細田診療所。院長の赤畑正樹先生は「認知症は地域医療において避けては通れない課題」だととらえ、MRIをはじめとする充実した検査体制により早期発見に取り組むとともに、患者さんとご家族の立場に立った丁寧な診療を提供しています。

“予防医療”と“こころからの医療”をモットーに、充実の検査体制を提供

患者さんの負担を軽減した最新のMRI装置(1.5テスラMRI装置EXCELART Vantage:東芝製) 患者さんの負担を軽減した最新のMRI装置
(1.5テスラMRI装置EXCELART Vantage:
東芝製)

らせん状に連続撮影ができる最新ヘリカルCT(検査装置Optima CT660 Advance :GEヘルスケア製) らせん状に連続撮影ができる最新ヘリカル
CT(検査装置Optima CT660 Advance
:GEヘルスケア製)

「町中にある“健康相談所”として、乳幼児からご高齢の方まで、病気・けが、心の病まで、どんな相談でもお受けしています。もちろん認知症も例外ではありません」
50年以上にわたり葛飾区の地域医療に取り組んできた細田診療所。院長である赤畑正樹先生は、地域の診療所としての役割をそう語ります。診療科目は、内科・循環器科・消化器科のほか精神科・心療内科まで、赤畑先生のほか複数の専門医で幅広い診療に対応しています。

先代の院長の時代より“予防医療”と“こころからの医療”を診療方針に掲げ、疾患の啓発や食事指導・運動指導を行う一方、検査設備を充実させ、診療所としては珍しくMRIやCTなど最新の画像診断機器を備えています。早期発見がかかりつけ医の重要な役割であり、検査設備がないために検査を先送りにし悪化させてしまうリスクを回避したいと、赤畑先生は考えています。

また、全職員が患者さんとご家族に寄り添う医療を心がけており、患者さんやご家族と親密な関係を築きながら、健康状態の変化に常に注意を払う医療を提供しています。

「この地域でも認知症の患者さんは増え続けていますから、地域医療に携わる者として避けて通ることはできません。大学病院時代は脳神経外科を専門とし、認知機能が低下した患者さんの診療も行ってきました。私たち地域医療を担う医師にとって、認知症は今後さらに重要な診療テーマになると考えています」(赤畑先生)。

 

かかりつけ医として、認知症も含めた総合診療を行う

長く地域医療に取り組んできた診療所だけに、かかりつけの患者さんが高齢になり、もの忘れがあらわれるケースが少なくありません。

「認知症はゆっくり進行する場合が多いのですぐに気づかないこともありますが、お薬の飲み忘れは数少ない手掛かりのひとつです。まだお薬があるはずなのに『もう薬が無くなった』といって来院されたときは、もの忘れの可能性も考慮します」(赤畑先生)。

長年の付き合いで患者さんと親しくなっていることもあり、赤畑先生は「もの忘れはお感じになりませんか」「ちょっと調べてみましょうね」と気さくな言葉で検査を勧めます。長谷川式簡易評価スケールなど、比較的簡単にできる検査をまずやってみて、その結果が思わしくなければ、より詳細な検査を行います。

「認知症にはいろいろなタイプがあり、例えば糖尿病や高血圧の方は脳血管性認知症を発症するリスクがあります。また私一人で診断が難しい場合は、近隣の東京慈恵会医科大学葛飾医療センターの神経内科に依頼し、確定診断を仰いでいます。BPSD(周辺症状)がかなりひどい場合は入院施設のある総合病院にお願いすることもありますが、ほとんどの患者さんはこちらで対応しています。認知症以外の疾患も含めて身近な医療機関である当診療所で対応できるということは、患者さんの診療負担を減らすうえで有用ではないかと思います」(赤畑先生)。

 

リラックスして検査が受けられるように、検査技師さんの工夫

臨床検査技師 樋口智江さん 臨床検査技師 樋口智江さん

各種検査を担当している臨床検査技師の樋口智江さんは「認知症の方にはできるだけリラックスして検査を受けていただけるよう心掛けています」と言います。

例えば、ADAS-Jcog(アルツハイマーアセスメントスケール日本語版)は設問数が多く、検査に1時間かかることもあります。診療所内には患者さんがインターネットの画面を見て回答するシステムが用意されていますが、樋口さんはあえてそれは使わず、患者さんと向き合って、口頭で質問し回答を聞き取りながら検査を行っています。

「患者さんの中には機械が苦手で緊張される方もおられますので、私が直接お聞きしたほうが時間もかからず、正確に検査を行うことができます。患者さんの表情や言葉の発し方なども確認できますから、気づいた点は記録して診療に役立ててもらえるように工夫しています」(樋口さん)。

検査においても、患者さんの立場に立った診療を行う同診療所の工夫が見られます。

 

状態変化を訴えない認知症患者さんには、より注意深く多角的にアプローチ

看護師 佐藤由樹子さん 看護師 佐藤由樹子さん

看護師の佐藤由樹子さんは、認知症の患者さんの対応にあたり「症状や生活の状態を正確につかむことが大事」だとし、常にそれを実践しています。

「認知症の方は、たとえ身体の具合が悪くても、それを伝えることができない場合もあります。熱はないと言われるのに測ってみると38度ということもしばしばあります。ですから、体温・体重・血圧などを測ることはもちろん、ちゃんと食事がとれているか、お風呂に入れているかといった生活の様子を、検査に入る前や待ち時間の間にも確かめるようにしています」(佐藤さん)。

その佐藤さんのもとには、診療前に、受付での患者さんの様子が伝えられていることがしばしばあります。

受付事務 二宮章子さん 受付事務 二宮章子さん

「認知症の方は少し耳が遠いとか、足が悪いとか何らかのサポートが必要なことが多いため、受付で気づいたことは電子カルテに記入し、スタッフが常にサポートできるように情報を共有しています。順番が来たときは患者さんの近くに行って名前を呼ぶなど、工夫しています」と話すのは、受付事務の二宮章子さん。「認知症の患者さんを不安にさせないこと」を第一に患者さんに対応しています。

「若い患者さんならてきぱきしたスピーディーな事務処理が好まれますが、ご高齢の方の場合はその逆で、ゆっくりと丁寧な対応が基本です。特にもの忘れで来られた方は不安を抱えておられるので、そのお気持ちをくみ取るよう心掛けています」(二宮さん)。

 

認知症は患者さんだけの病気ではない

認知症の診療を進めるうえで赤畑先生は、ご家族と一緒に取り組んでいくという姿勢を重視しています。同診療所をかかりつけ医にしている患者さんは通常1人で通院されているため、認知症の疑いがある場合は「次回は必ずご家族にも来てもらってください」と念を押します。

認知症と診断された場合は、それまでの経過や診断の理由、病気の進行の予測などをご家族に丁寧に説明し、介護保険制度利用についてのアドバイスなども行います。

「ご家族が遠方に住んでおられる場合でも、必ず一緒に来ていただきます。最初に手間をかけて、十分にご家族と方向性を話し合っておけば、その後のコミュニケーションが円滑にいきます。認知症は決して患者さんだけの病気ではありませんから、ご家族との情報共有が非常に大事だと考えています」(赤畑先生)。

また、1人暮らしの患者さんの場合は、ホームヘルパーやデイサービスの介護スタッフとも連携し、服薬管理状況や血圧変化などの情報を得るように留意しています。

 

「ここで診てもらったから長生きできた」と言われる病院に

これからの活動を展望して、赤畑先生は「検査機器を活用し、認知症の予防や早期発見において地域医療にもっと貢献したい」と意欲を示します。

地域の基幹病院では充実した体制が整えられていますが、著名な大病院だけに検査受診が1ヵ月待ちとなることもあるといいます。

「当診療所なら1日でMRIやCT検査、ADASなどを行うことができます。近隣の先生方にも、気軽に活用していただいております。『しばらく様子をみましょうか』と構えているうちに無為な時間を過ごすことになりかねません。さまざまな病気の相談に乗り、必要があれば検査をする。あるいは、病気にならないよう生活指導をする。それこそが、地域の診療所が果たすべき役割だと考えています。患者さんに『この病院に来たから長生きできた』と言っていただけるよう、検査・診療にしっかり取り組んでいきたいと思います」(赤畑先生)。

 

 

取材日:2014年3月14日

細田診療所の外観

医療法人社団 細田診療所

〒124-0021
東京都葛飾区細田3-9-43
TEL:03-3657-3430

葛飾区 医療法人社団
細田診療所のホームページへ

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