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適切な薬物療法で高齢者の内科系疾患を総合的に治療
<神奈川県横浜市 新横浜フォレストクリニック>

院長 中坂義邦先生 院長 中坂義邦先生

2014年に開院した新横浜フォレストクリニックは、複数の慢性疾患を持つ高齢の患者さんに対し、認知症治療を含めた総合的な内科治療を提供しています。副作用に十分注意を払った薬物療法を取り入れ、患者さんやご家族がメリットを実感できる認知症治療に取り組んでいます。

かかりつけ医として、患者さんの通院負担を軽減

JR新横浜駅からすぐの好立地にある、新横浜フォレストクリニック。院長の中坂義邦先生は、内科、神経内科、漢方内科のほか呼吸器内科を標榜し、複数の慢性疾患を抱える高齢患者さんが医療機関を何軒も受診しなくても済むよう、認知症を含め内科疾患を幅広く診療しています。

明るく落ち着いた雰囲気の待合室 明るく落ち着いた雰囲気の待合室

「認知症患者さんはストレスの耐性が低下しているため、診察までの待ち時間が長くなると疲れてしまい、精神状態や行動心理症状に悪影響を及ぼしかねません。大きな病院で高齢患者さんが長い待ち時間に耐えている現状を、地域に“かかりつけ医”を持っていただくことで改善できればと思っています」。

病気ごとに複数の医療機関を受診すると、薬剤の重複や過剰投与を招く危険性もありますが、同クリニックで内科疾患をトータルに診療することで患者さんの負担が減り、薬剤も必要最低限の量・種類に調整することができます。

「介護老人保健施設などへの訪問診療経験から、一人の患者さんに10種類以上の薬剤が処方されているなど、不適切処方の実態も目にしてきました。当クリニックでは副作用に細心の注意を払い、個々の患者さんに適した薬物療法を実践しています」。

 

患者さんの状態を丹念に観察し、診断につなげる

患者さんとご家族を迎える受付スペース 患者さんとご家族を迎える受付スペース

初診時は十分な問診と診察が必要であることから、同クリニックでは認知症とパーキンソン病関連疾患の診療を予約制としています。

問診では、まず付き添ってこられたご家族から、患者さんの状態について客観的なご意見を伺います。次に患者さん本人の診察となりますが、中坂先生は、診察室のドアが開いた瞬間から患者さんの状態をしっかり観察します。

「扉を開けてから入ってくるまでにかかる時間や顔つき、歩き方、歩行の速さなど、患者さんの表情や態度、振る舞いの全てが、認知症の診断や原因疾患の鑑別の際の重要な情報です。中には傾眠が強い方や、自発的に話をしない方もおられるなど、患者さんの状態はさまざまですが、お一人お一人の状態をチェックして、診断や治療の参考にしています」。

神経心理検査はまず時計描画テスト(CDT)を実施し、その後MMSE(認知機能検査)、長谷川式簡易評価スケールなどを行います。

「必要があれば、近隣の医療機関に依頼してMRIなどの画像検査を行う場合もありますが、診察をできる限り丁寧に行い、診断につなげることを重視しています」。

患者さんのわずかな症状も見逃さず、診断や治療につなげる一方で、MCI(軽度認知障害)の場合には薬物療法は取り入れず、長期的に経過を診ていきます。

「MCIの方が全て認知症に進行していくわけではありません。字を書くなどこまめに手を使って脳を刺激することをお勧めしたり、食生活を指導したりするなど、生活習慣病の予防・改善を大切にしています」。

 

患者さんにもご家族にもメリットある薬物療法を

治療では、現在問題になっている症状を十分に把握し、怒りっぽい、元気がない、食事をしないなど、介護者のストレスにつながる症状にターゲットをしぼり、薬剤を選択していきます。

既にほかの医療機関で何年か治療を行ってきたものの、行動心理症状に悩んだご家族が患者さんを連れて同クリニックを訪れることも少なくありません。その場合は、服用している薬の量や種類を確認し、薬剤の影響によって行動心理症状が強くなっているときは処方変更を検討します。

「患者さんによって薬剤との相性は違いますが、高齢者は薬剤の作用が敏感ですから、用量は少ないほうがいい場合もあります。内科疾患や生活習慣病を併せて治療する場合も、薬を上乗せするとは限りません。年齢や体重、性別なども考慮して、それぞれの患者さんに合わせた薬物療法を行っています」。

中坂先生は、服薬する患者さんと薬を管理するご家族のどちらにもメリットを感じられる薬物療法を目指しています。また、介護するご家族への配慮や心理面でのケアも重要であるという認識から、いずれは臨床心理士による心理療法を取り入れる予定です。

 

地域への啓発活動や治療効果の学会発表も視野に

今後は、地域住民向けの啓発活動を行いたいと考えている中坂先生。さらに認知症が専門ではない医師に向けても情報を発信したいといいます。

「医師の中にも、アルツハイマー型以外の認知症について詳しくない方はいます。特にレビー小体型認知症の患者さんが増えていますから、原因となる疾患によって症状や治療法が違うこともお伝えしていきたいですね」。

さらに、中坂先生は「身体症状は神経内科、行動心理症状は精神科と分業してしまうと、患者さんが複数の医療機関を受診しなければならず、負担が大きくなります」と指摘します。患者さんの負担を減らすために、精神科が身体症状を、神経内科が行動心理症状を勉強して、同じ施設、同じ診療科で広く診療できるのが望ましいと考えています。

高齢者の総合内科医という役割を担い、「内科疾患を含め、総合的に認知症治療が受けられる診療体制のモデルケースとなりたいですね」と抱負を語る中坂先生。病院の神経内科専門外来に患者さんが集中する現状を改善し、地域に貢献できるクリニックを目指しています。

 

 

取材日:2014年7月5日

新横浜フォレストクリニックの外観1
新横浜フォレストクリニックの外観2

新横浜フォレストクリニック

〒222-0026
神奈川県横浜市港北区篠原町3014 加祥ビル4F
TEL:045-438-3720

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