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脳外科医の専門性をもって、親身な認知症医療を提供する
蒲田のホームドクター
<東京都大田区 あかだクリニック>

 院長 朱田精宏先生 院長 朱田精宏先生

「ホームドクターとして、気軽に相談してもらえる存在でありたい」――そういう志を持って、患者さんに向き合うあかだクリニックの朱田精宏先生は、専門の脳外科疾患から生活習慣病の予防・管理まで、患者さんに合わせて総合的な診療を行っています。

経過観察のなかですくい上げる、もの忘れの始まり

あかだクリニックのエントランス あかだクリニックのエントランス
もの忘れ相談を案内する受付カウンター もの忘れ相談を案内する受付カウンター

蒲田駅に近い街の中心地にありながら、緑に囲まれ、温かみのある木製のインテリアやほのかに香るアロマなど、安らいだ雰囲気にあふれるあかだクリニック。

脳外科を専門とする朱田精宏先生は、都内総合病院の脳神経外科や都外のクリニックで一般内科の経験を重ねたのち、2008年に西蒲田で開業しました。「認知症の患者さんと向き合う機会が増えたのは、開業してからのことです」と先生は振り返ります。

「脳の手術を受けられた患者さんの経過を長く診ていると、75歳を過ぎるころから、もの忘れを訴える方が増えてきます。また、初めて来院される患者さんの相談も頭痛やめまいばかりではなく、認知症に関するものが多くなってきました」(朱田先生)。

初診の患者さんは、ご家族に付き添われて来院される方がほとんど。患者さんご自身は認知症の自覚がなく、検査や診察を受けることに心理的な抵抗があるため、「健康診断のつもりで受けてください」と優しく呼びかけることから診察がスタートします。

 

治る認知症を見逃さない、早い段階での適切な鑑別を重視

検査はまず看護師が長谷川式簡易スケールなどの神経心理検査を行い、並行して朱田先生がご家族からお話を伺います。

「患者さんご本人がかなりしっかり話されることも多いのですが、例えば『毎朝犬を連れて散歩しています』というお話を、ご家族に確かめると『それは昔の話で最近はやっていません』ということもあります。実際の暮らしの中ではどうなのか。ご家族から得る情報は診断において非常に重要です」(朱田先生)。

神経心理検査に続いて、院内に備えたCTで検査を行います。MRI検査が必要であれば、近隣の病院で検査を受けてもらう場合もあります。朱田先生は「認知症はアルツハイマー型と診断される場合が多いですが、外科治療で治せる疾患もあります」と指摘します。

「例えば慢性硬膜下血腫の場合、手術をすれば良くなるので、診断がつけばすぐに連携病院への手術入院を手配します。早期に対応することで患者さんの予後が大きく変わってくるため、早い段階で適切な鑑別診断を行うことを重視しています」(朱田先生)。

抗認知症薬は、患者さんの病状に応じて複数の種類を使い分けていますが、どんな薬であっても副作用には細心の注意を払います。また、薬物治療だけでなく、脳機能の低下を防ぐための血行改善や運動療法などのアドバイスも丁寧に行っています。

 

言葉の一つ一つを穏やかに、丁寧に接する看護スタッフ

看護師 田中マサエさん 看護師 田中マサエさん

同クリニックのモットーは、患者さん、ご家族と同じ目線に立って常に親身に対応すること。
 看護師の田中マサエさん、水越めぐみさんは「認知症の患者さんと接するときは、穏やかで丁寧なコミュニケーションを大切にしています」と口をそろえます。

「患者さんはもの忘れがあると知られるのを嫌がりますし、何度も同じことを聞くと怒る方もおられますので、できるだけ普通に話すようにしています。ちゃんとコミュニケーションできたときは、やはりうれしいですね」。

そう語る田中さんを、朱田先生は「クリニックの母親的存在」だと紹介します。

「採血の間に田中さんと話すうち、穏やかな表情になる患者さんがおられます。自分の母親のことを思い出して、子どもの頃に戻っているのかもしれませんね」(朱田先生)。

看護師 水越めぐみさん 看護師 水越めぐみさん

水越さんは「検査や治療だけではなく、患者さんやご家族の不安をぬぐうのも私たちの大切な仕事です」と語ります。

「特に独居の方は『このままもの忘れが進んだらどうしよう』と心配されていますし、普段、人と話す機会が減っている方もおられますので、血圧を測っている間にもコミュニケーションを取って、少しでも安心して通院してもらえるよう心掛けています」(水越さん)。

100歳の誕生パーティーをクリニックで

「気さくで明るい人柄の朱田先生は患者さんからとても人気があり、リハビリで受診されたときにも顔だけでも見たいという患者さんがおられるほどなんですよ」。

水越さんがそんなエピソードを明かす朱田先生は、診療時間以外にも患者さんやご家族とのコミュニケーションの機会を設けています。

先生が幹事をするゴルフコンペに患者さんをお誘いしたり、ある認知症患者さんの100歳の誕生パーティを同クリニックで開催したり・・・・・・。「私自身、もともとそういうことが好きですし、スタッフも協力してくれています」と朱田先生はにこやかに話します。

「認知症の患者さんばかり集めて卓球大会を開いたこともありますよ。ある卓球好きの患者さんを4年くらい継続して診療しているのですが、特に症状の悪化はみられません。日付を聞いても答えられませんが、日常生活に大きな支障はないようです。好きな趣味や運動を楽しく続けることが、認知症の進行抑制につながるのではないでしょうか」(朱田先生)。

 

症状が進んだ患者さんを長くケアするために

今後、認知症診療に向かううえで、朱田先生は「65歳を越えたら注意すること」「診断がついた患者さんを長く継続してケアすること」が、それぞれ大事だといいます。

「もの忘れがあっても認知症と診断するレベルではないMCI(軽度認知障害)の場合、すぐに認知症の薬を処方することはありませんが、慎重に経過を観察します。いわゆる高齢者と呼ばれる年齢になったら『もの忘れがあったらMCIかもしれない』と少しは考えておいたほうがいいでしょうし、私たちも注意するようにしています」

「初期の認知症だと診断された患者さんのほとんどは、とてもまめに通院して、熱心に質問されます。しかし、病気が進行すると急に連絡が取れなくなることもあるので、初期の頃から患者さん、ご家族と相談し合える信頼関係を築いておくことがとても大切だと考えています。『私たちはあなたの味方ですよ』というメッセージをずっと発信しつつ、ご家族には介護保険制度を活用されるように当院で案内しています。デイサービスなどを利用しながら通院することもできますから」(朱田先生)。

地域包括支援センターと共同で開催している市民講座の案内 地域包括支援センターと共同で開催している市民講座の案内

朱田先生は、地域包括支援センターと協力して行っている市民講座でも、こうしたアドバイスを積極的に語っています。

 

地域連携を強めるなかで早期発見に尽力

病気が進行し重症化してくると、ご自宅での介護はご家族の負担が大きいため、患者さんとご家族の関係を壊さないためにも施設への入所を提案することになります。

「『そろそろ施設を探すことも考えましょうか』とお話はしますが、施設に入れることに罪悪感を持っているご家族も多いので、私たちがどこまで介入すべきなのか」。

朱田先生はそうした苦しい胸の内を明かしながらも、「これからは施設などとの連携をもっと強化しないといけない」と明言します。

朱田先生とあかだクリニックの皆さん 朱田先生とあかだクリニックの皆さん

「かかりつけの内科の先生やケアマネジャー、地域包括支援センター、介護施設などとの連携は徐々に進んではいますが、決して十分とはいえません。これから連携を強めていくなかで当クリニックは、初期症状を早く見つけて診断をつけるという役割を、しっかり果たしていきたいと思っています」(朱田先生)。

 

 

取材日:2014年6月16日

あかだクリニックの外観

あかだクリニック

〒144-0051
東京都大田区西蒲田7-50-2
西蒲田ロイヤルハイツ1F
TEL:03-3732-3711

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