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早期発見から看取りまで、 かかりつけ医として患者さんに寄り添う
<東京都足立区 医療法人社団あすは会 東伊興クリニック>

医療法人社団あすは会 理事長 東伊興クリニック 院長 髙本雄幸先生 医療法人社団あすは会 理事長
東伊興クリニック 院長 髙本雄幸先生

1997年の開業以来“足立区のホームドクター”を目指し、地域に根ざした医療を続けている東伊興クリニック。院長の髙本雄幸先生は開院当初から高齢者の医療・介護に力を注いでおり、現在では同じ法人が展開する介護サービスと連携しながら、地域の認知症ケアに大きな役割を果たしています。

かかりつけ医として認知症と向き合う

社会保険横浜中央病院、春日部市立病院で外科医長を務めた髙本雄幸先生が、東伊興クリニックを開業したのは1997年のこと。開業と同時にリハビリテーション施設を設けたのは「高齢者のためにコミュニケーションの場所をつくりたかったから」だと、当時の思いを語ります。

「かつて町の診療所は、待合室に近隣の高齢者が集まってよもやま話をする所でした。『今日はあの人来てないね』『身体壊したんじゃないかな』――そんな冗談のような会話が普通に交わされる場所だったのです。当クリニックも、そんなコミュニケーションの場になればと思いました。当時から、日本が将来、超高齢化時代を迎えることはわかっていましたからね」(髙本先生)。

高齢の患者さんを多く迎えていると、中には錯乱やせん妄が出ている方もいて、専門は外科である髙本先生も認知症に向き合うことを余儀なくされました。

「『私の専門ではない』なんて言っていられません。時代の流れ、地域のニーズに合った医療を提供するのがかかりつけ医の務めですから、当然、認知症の診療も自分の仕事だととらえました」(髙本先生)。

 

法人グループとしてトータルに介護保険サービスを展開

認知症ケアにおける医療と介護の連携に重要性を強く感じた髙本先生は、自らが介護の専門知識を修得しようと第1回のケアマネジャーの試験を受け、合格。

2005年には、髙本先生が理事長を務める医療法人社団あすは会でグループホームを開業するなど、認知症の患者さんをトータルに支える体制を整え、現在では通所リハビリ、訪問看護、訪問介護、居宅介護支援などの各種サービスを同法人の事業として提供しています。

2011年には同区の隣町に西伊興クリニックを開業し、患者さんの数は両クリニック合わせて1日に220~230人。このうちの1、2割が認知症の患者さんです。

「何よりも大事なのは早期発見。内科や外科の患者さんの中に、認知症が出てくることも多いですね。鑑別診断をしてすぐにお薬を出すのではなく、まずデイケアなどを利用してもらうこともあります」(髙本先生)。

 

患者さんとご家族のお話をとことん聞く

東伊興クリニック 看護師 三沢恭子さん 東伊興クリニック
看護師 三沢恭子さん

鑑別にあたっては、ヘリカルCTによる画像診断のほか、長谷川式簡易評価スケール・MMSE(認知機能検査)などの神経心理検査、問診などを実施。対応が難しい症状の場合は、東京都の健康長寿医療センターなどに依頼することもあるものの、ほとんどの場合はクリニック内で検査は完結し、原則として初診のその日のうちに一通りの検査が受けられます。

外来の検査は9人の看護師で対応しており、その中の一人、三沢恭子さんは「検査は常に患者さんのペースで行うこと」を心掛けているといいます。

「初診時の検査では、認知症がどこまで進んでいるかわかりませんから、患者さんを敬いながら、表情や顔色の変化を見過ごさないように注意します。途中で疲れてしまう方も多いので、例え時間はかかっても患者さんのペースに合わせます」(三沢さん)。

鑑別は各種検査結果を総合的に判断して行いますが、髙本先生は「答えは主訴に隠されている」を持論に掲げます。

「患者さん本人とご家族のお話をとことん聞くこと。これはかかりつけ医の基本だと思います。そこから診療の筋道が見えることがありますし、会話を通じて安心感や信頼感が生まれることも、診療を続けるうえで重要です」(髙本先生)。

 

在宅患者さんの約3分の1が認知症

東伊興クリニック 副院長 在宅医療室 室長 鈴木公雄先生 東伊興クリニック 副院長
在宅医療室 室長 鈴木公雄先生

同クリニックは在宅医療にも力を入れており、副院長の鈴木公雄先生が在宅医療室室長を務め、往診を行っています。

「私はどちらかというと古いタイプのドクターなので、一人の患者さんとじっくり向き合ったり、家庭医的な対応をしたりするのに向いていると思いますね」。

そう語る鈴木先生は、かつて高齢者医療に携わった経験はあるものの、数多くの認知症患者さんに接するようになったのは、同クリニックに来てからのことだといいます。

「在宅の患者さんのほとんどが高齢者で、約3分の1が認知症をお持ちです。もともと認知症の方もおられれば、他の病気の在宅治療中に発症された方もおられます。また、内科疾患などとの合併症も少なくありません」。

「今あるお薬でもかなり改善が期待できますし、実際明らかに効果があらわれた患者さんもおられます。そこに医師としての喜び、やりがいを感じますね」(鈴木先生)。

 

在宅医療と訪問看護のスムーズな移行

東伊興クリニック 看護部長 あすは東伊興訪問看護ステーション 所長 小林亮さん 東伊興クリニック 看護部長
あすは東伊興訪問看護ステーション
所長 小林亮さん

「在宅医療(往診)と訪問看護、どちらにも柔軟に素早く対応できることが、当クリニックの強みです」。

そう語るのは、看護部長で、あすは東伊興訪問看護ステーションの所長も兼務している小林亮さん。

「訪問看護ステーションの一番のネックは、看護師は医師の指示書がなければ動けないことです。しかし私どもは、クリニックとステーションが一体になっており、必要であればすぐに先生からの指示が受けられますから、後手に回ることがほとんどありません」。

小林さんは続けて「訪問看護と往診の切り替えがスムーズなども、うちならでは」だと解説します。

「例えば、看護師が訪問してバイタルチェックをし、『これは看護の領域ではない』と判断すれば、すぐに往診を手配します。こうした対応ができるクリニックは、少ないと思います」(小林さん)。

「訪問している主なエリアは、東伊興と西伊興、西保木間ですが、足立区全体のホームドクターでありたいと思っています」(髙本先生)。

介護施設とドクターがダイレクトに連携

東伊興指定居宅介護支援事業所 介護部長 山森薫さん 東伊興指定居宅介護支援事業所
介護部長 山森薫さん

グループホーム東伊興・西伊興 施設長 今田ユリミさん
グループホーム東伊興・西伊興
施設長 今田ユリミさん

同法人で運営している高齢者介護・生活支援事業との連携も、東伊興クリニックの大きな特長。

東伊興指定居宅介護支援事業所の介護部長でケアマネジャーの山森薫さんは「クリニックのドクターとの連携が強み」だと話します。

「高齢者をきちんとサポートするには医療と介護の対応がちぐはぐではいけませんが、ケアマネジャーがドクターと直接連携するのは、なかなか難しいのが現実です。でも、当事業所と東伊興クリニックは同じ法人の運営ですから、スムーズに相談できます。特に認知症の疑いがある場合、世間の目があるからと専門医に行きたがらない方が多いので、かかりつけ医として診療に対応できる髙本先生の存在は大きいですね」(山森さん)。

同法人が運営する二つのグループホームの施設長である今田ユリミさんも、ドクターとの距離が近いことを特長に挙げます。

「レビー小体型認知症の患者さんに幻視や暴言のひどい方がいて、『これではご家族が大変だから』という先生の判断で当施設に入所されました。当初は消火器を振り回したりして大変でしたが、処方されたお薬が効いたようで、2ヵ月経ったころにはすっかり落ち着いてきました」(今田さん)。

 

看取るまでが、かかりつけ医の仕事

グループホームの入居者さんは2施設それぞれ20人弱。「率直に言ってターミナルケアの方が多いです」と今田さんは明かし、看護部長の小林さんは「最期まで当施設でお世話することができるよう、グループ全体で努力しています」と訴えます。

「例えば、深夜に容態が悪くなり、連れて行かれた病院で最期を迎えてしまう。その病院は『診ていないから死亡診断書は書けない』と言い、結局は検死です。それが幸せな人生でしょうか?」(小林さん)。

髙本先生は「看取るまでが私たちの仕事です」と決意を込めた口調で語ります。

「東京都監察医の研修で、孤独死などかわいそうな最期を迎える方が想像以上に多いことを目の当たりにしました。例えわずか一回でも診たことがあれば、その患者さんを最期まで責任をもってお見送りしたい。それはかかりつけ医としての使命だと考えています」(髙本先生)。

取材日:2014年9月10日

 

 

東伊興クリニックの外観

医療法人社団あすは会 東伊興クリニック

〒121-0801
東京都足立区東伊興3-21-3
TEL:03-5691-7077

施設のホームページへ

 

グループホーム東伊興

〒121-0801
東京都足立区東伊興3-21-7
03-5839-6633

 

あすは東伊興訪問看護ステーション

〒121-0801
東京都足立区東伊興3-21-3
03-5691-1681

 

東伊興指定居宅介護支援事業所

〒121-0801
東京都足立区東伊興3-21-3
03-5837-5540

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