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気軽に受診・迅速に診断できるクリニックをめざして
<北海道札幌市 札幌 いそべ頭痛・もの忘れクリニック>

院長 磯部千明先生 院長 磯部千明先生

“悩んだ末に受診を決意したが予約がとれたのは3ヵ月先”ということが起こりがちな認知症医療。そんな状況のなかで、重要な早期発見を実現できるクリニックをめざして、札幌市で新たに専門クリニックが開業しました。

頭痛と認知症に特化したクリニックを開業

札幌 いそべ頭痛・もの忘れクリニックは、2016年4月に開業したばかりの新しいクリニック。院長の磯部千明先生は、二つの総合病院で神経内科部長を歴任し、神経疾患を広く扱ってきたなかで、さまざまな専門医・指導医の資格を取得。高齢化の進展とともに認知症の診断・治療にあたる機会が増え、認知症専門医・指導医の資格を取得できるまでの経験を積むことになったと語ります。

さらに、札幌市内のいくつかの病院で“頭痛外来”、“もの忘れ外来”を担当した後に、頭痛と認知症にフォーカスした同クリニックを立ち上げました。

 

1.5テスラの最新型MRIを生かして

1.5テスラのMRI 1.5テスラのMRI

目標は、迅速で正確な診断によって早く適切な治療やケアを始めること。クリニック規模では0.2テスラが一般的に普及しているなか、当クリニックは1.5テスラのMRIを設備しています。磁力が7倍あるからこそ撮れる画像が大きな強みで、即日画像診断を行えるので、血液検査のデータが必要な患者さんを除いて初診日に鑑別診断を出すことが可能です。「水頭症などの“治る認知症”であれば、すぐに治療を始めて、症状を解消することができます。アルツハイマー型やレビー小体型などの認知症も、診断ができれば、その日から治療やご本人らしさを取り戻すケアを始めることができます。脳ドッグや認知症への進行予測にもMRIを使っていきたいです」と磯部先生は語ります。

 

早期診断のため気軽に受診できる雰囲気づくり

ここ数年、マスメディアなどで認知症の早期発見の大切さが啓発されたことで早めに受診する方が増えてきましたが、それでも、もっと早く医療機関にアクセスしてほしいと磯部先生は語ります。「ご家族への聞き取りを進めると、半年や1年前に『おや?』と感じたエピソードがあったと思い出されることがよくあります。その段階で治療を始めていれば、認知症の進行を抑えることができて患者さん本人もご家族もまったく違った生活を送れたかもしれない、と思うと残念でなりません」(磯部先生)。

発足1ヵ月、すでにチームワークの良さがみられます 発足1ヵ月、すでにチームワークの良さが
みられます

一方、認知症疾患医療センターは全国的にどこも予約がいっぱいで、3ヵ月待ちという状況も珍しくありません。待たされているうちに患者さんが受診を拒む気持ちに変わることもありますから、思い立ったらすぐ診察を受けられる環境がとても重要です。スタッフ全員同じユニフォームを着てチーム医療を充実させることで、できるだけ多くの患者さんを診断できる体制を築くのも同クリニックの目標。さらに、どんなに小さな違和感でも遠慮せずに受診できる雰囲気づくりにも、力をいれています。クリニックの外装や待合室のソファのオレンジ色は、認知症サポーターさらにはパートナーを示す“オレンジリング”の色であり、明るく元気が出る色として選ばれました。

 

理念に共感して集まったスタッフ

看護師 長谷川真理子さん 看護師 長谷川真理子さん

新しいクリニックづくりを支えるのは、磯部先生の理念に共感して集まったスタッフたちです。

看護師の長谷川真理子さんは、外科を専門として総合病院の手術室で活躍してきたキャリアの持ち主です。「祖母が認知症になったことがきっかけでこの疾患に興味を持っていたところ、偶然にも自宅の近くに“もの忘れ外来”を標榜するクリニックが開業すると聞いて、応募しました。内科は初めてなので勉強が必要ですが、私自身が患者家族だった体験を生かして患者さんとご家族を支えたいと思っています」(長谷川さん)。

磯部先生は長谷川さんの外科での経験に期待をかけています。「採血などの手技、判断の速さなど、さすがだと感じています。今後、水頭症やアルツハイマー型の早期診断のためのタップテストを行う予定なので、脳脊髄液の採取でもサポートが期待できると心強く思っています」(磯部先生)。

 

患者さん一人ひとりに寄り添う

作業療法士 村上結花理さん 作業療法士 村上結花理さん

作業療法士の村上結花理さんは、療養型病棟と回復期リハ病棟での経験から脳活性化リハビリに取り組みたいと考えています。「今はまだ患者さんの状態を評価する段階ですが、これから、一人ひとりの病状や生活をしっかりと把握して、適切なリハビリを進めていきたいですね」(村上さん)。

医療以外に受けられる福祉サービスについて知らない患者さん・ご家族が多いことがわかってきたので、シームレスに福祉とつなぐ役割も果たしたいと村上さんは語ります。

 

ご家族の方にも安心して通っていただくために

受付 根田薫さん 受付 根田薫さん

「ご家族が一緒に来られることが多いので、何気ない会話を通して、少しでも不安を和らげたりケアに役立つ情報を引き出せたりするように気をつけています」と語るのは、受付を担当する根田薫さん。脳外科や内科での勤務経験があり、電話での問い合わせや相談にも対応できる頼もしいスタッフです。

 

患者さんが主役のオレンジカフェ

昔の歌謡曲や唱歌をカラオケで。回想法のリハビリになります 昔の歌謡曲や唱歌をカラオケで。
回想法のリハビリになります

視認性を上げるために座面をピンクに。失敗防止になります 視認性を上げるために座面をピンクに。
失敗防止になります

月1回の開催を予定している“認知症オレンジカフェ”は、認知症の当事者が主役になる集まりです。「患者さんに人生経験を語ってもらい、私たちは拝聴するイメージ。人間の脳はとてもしなやかで、たとえ認知症であってもユーモアの天才。昔の知識は図書館ですよ」と磯部先生は語ります。医療や福祉の関係者、町内会やNPO、ボランティアが自然発生的に集う場を、そして過ごしやすい街づくりを焦らずに育てていきたいと考えています。

「病院の役目は医学の実践、クリニックの役目は患者さんの生活を支えることです。病院勤務の時にはしたくてもできなかった地域のネットワークをつなぐ仕事に、これからは力をいれていきたいと思っています。市民向けのセミナーなども開催したいですね」(磯部先生)。

総合病院で長く認知症医療に携わり、課題や問題点をよく知る専門医が、それを解決したいと願って開業したクリニック。その内装には、空間認識力が低下した認知症の人でも混乱しにくい工夫が随所に施されています。「環境整備が患者さんの生活の安定につながることを、ご家族をはじめ多くの方に実感してもらえたら嬉しいです」と磯部先生。

札幌の町で新しい取り組みが始まっています。

 

 

取材日:2016年4月27日

札幌 いそべ頭痛・もの忘れクリニックの外観

札幌 いそべ頭痛もの忘れクリニック

〒007-0836
北海道札幌市東区北36条東15丁目1-20
TEL: 011-753-6000

施設のホームページへ

 

 

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