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市内唯一の認知症専門医として適切な医療を提供
<群馬県渋川市 みゆきだ内科医院>

院長 吉田敏彦先生 院長 吉田敏彦先生

みゆきだ内科医院は、神経内科専門医であり認知症学会認定専門医でもある吉田敏彦先生が院長を務める医院です。市内唯一の認知症専門医として、MRIや神経心理検査による確実な診断と、ご家族への指導を大切にしたきめ細かな治療を実施、一般内科疾患から認知症まで幅広く委ねられる医療機関として地域の信頼を集めています。

認知症を治療する医師として開業

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群馬県のほぼ中央に位置する渋川市は、一般世帯の約半数に65歳以上の高齢者がおり、高齢化率も29.4%(2015年9月現在)と、全国平均や県の高齢化率を上回っており、高齢化が急速に進んでいます。

みゆきだ内科医院の院長である吉田敏彦先生は、認知症研究が盛んな群馬大学医学部付属病院で多くの認知症の人を診療してきました。その後、公立藤岡総合病院に勤務し、地域の高齢化により認知症の人が増えて、外来にあふれかえる光景に胸を痛めたといいます。認知症は神経内科が担うものであるという認識のもと、吉田先生はそれまでの経験を生かし、当時認知症を専門的に診る医師がいなかった渋川市にみゆきだ内科医院を開業しました。

内科・神経内科を標榜する同院では、頭痛外来や脳ドックのほか、認知症外来も開設。認知症外来は外来日なら予約も不要で、いつでも認知症の人を受け入れています。開業から11年、適切な認知症治療が受けられるという情報は口コミで広く知られ、診察を希望する患者さんが後を絶ちません。地域の高齢者にとっては、風邪などの身近な疾患はもちろん、専門性が求められる認知症の治療も委ねられる、心強い存在なのです。

神経心理検査は必ず医師自身が実施

認知症を疑って受診された場合、吉田先生はまず、どのような症状があるのか、ご家族とご本人の話に耳を傾けます。その後、長谷川式簡易評価スケールを用いて神経心理検査を行いますが、ほかのスタッフには任せず、必ず吉田先生自身が担当しています。

「大切なのは検査の点数だけではありません。質問してから回答までの時間の長さや表情、答えがわからないときの反応や言い訳の仕方など、ご本人の様子を見てみないとわからない情報が診断には重要なのです」。

オープン型MRI オープン型MRI

そのほか、MRIによる脳の画像検査も実施します。MRI検査で脳の状態を確認することで、慢性硬膜下血腫など治療が可能な認知症を見つけることもできます。同院では患者さんの不安を和らげるため、威圧感が少ないオープンタイプのMRIを導入しています。

認知症がある程度進行していると、受診当日でも診断が可能であり、すぐに治療を開始できます。しかし、ごく初期の認知症が疑われる場合や、うつ病などの精神疾患を抱えている場合は、短期間での診断は難しいため、すぐには診断せず、何ヵ月か後の再受診を求めます。

「認知症と健常な状態の中間にあるMCI(軽度認知障害)は、記憶障害はあるものの日常生活には支障がなく、認知症とはいえない状態です。ただMCIからアルツハイマー型認知症に進むこともありますから、定期的な診察で経過観察を続け、患者さんをサポートしていくことが大切です」。

ご家族には認知症の人への接し方をアドバイス

認知症と診断された場合、薬物療法を行っていきますが、「重要なのはご家族の対応です」と話す吉田先生。“ご本人が何度も同じことを言っても怒らない”これが対応の基本なので、きめ細かく指導しています。

「骨折した人が歩くとき、歩きやすいように周囲の人がサポートするのと同じように、認知症の人に対しては、忘れてできなくなったことをご家族や介護者が代わりに担ってサポートすることが重要だと伝えます」。

アドバイスをしなくても対応の仕方を知っているご家族もおられますし、興味を持ってご家族のほうから質問される場合もあります。ご家族の意識もさまざまですから、それぞれに合わせてアドバイスをします。

症状がかなり進行しても献身的に介護を続け、長期間ご本人に付き添って来院するご家族も少なくありません。吉田先生は「認知症の人に尽くし、常に寄り添って受診に来られるご家族の姿には、感銘を受けます」と話し、ご本人だけでなくご家族の気持ちにも配慮した診療を心掛けています。

認知症専門医として高い専門性を発揮

認知症の専門医である吉田先生は、「知識と経験が豊富であることが強み」だと言います。高齢になればなるほど健康状態の個人差が激しく、症状に合わせた薬の処方や使い分けが難しくなるのが現実です。しかし、専門的知識を持つ専門医であれば、抗認知症薬の使い分けをより的確に行い、BPSD(周辺症状)がある場合も、何度目の投薬で症状が落ち着くかを高い確率で予測することができるのです。

もう一つ、専門医には、地域の医療機関から紹介された認知症の人を受け入れるという役割があります。進行状態や症状にもよりますが、個人医院からの紹介であれば診断をつけて元の医院に戻し、大きな医療機関からの紹介であればそのまま吉田先生が診ていきます。渋川市唯一の認知症専門医として、地域の認知症医療の中心的役割を担っています。

また、医師を対象とした研究会の座長や、介護施設の職員向けの講演会で講師を務めるなど、医療・福祉従事者への啓発にも取り組んでいます。地域住民に対しても、日本脳卒中協会 群馬県支部から招かれて市民公開講座で講演するなど、啓発活動を通して同院の基本理念の一つである「脳卒中の予防の追及」を実践しています。

生活習慣病の管理が健康寿命延長につながる

テレビの報道などを通じて、認知症の早期発見・早期治療の重要性が世の中に浸透し、吉田先生は、数年前に比べると早い段階で認知症を疑い受診する人が増えてきたと感じています。しかし、「薬の効果を考えると、初期の段階で受診したほうがよいのですが」と前置きしたうえで、吉田先生は心配のし過ぎに警鐘を鳴らします。

「認知症予防には運動がよい、人とコミュニケーションをとっているのがよいなど、さまざまな方法が取り上げられていますが、まずは高血圧や糖尿病など生活習慣病の管理が大切です」。

生活習慣病と認知症には関連があると指摘されています。認知症予防の第一歩は、生活習慣病の管理が基本だと強調する吉田先生。食事は腹八分目にする、深酒はしないなど、江戸時代の儒学者、貝原益軒の“養生訓”にあるような健康法を実践し、健康寿命を延ばすことが認知症予防につながると考えています。

高齢者のかかりつけ医として、また、認知症専門医として治療に当たってきた吉田先生の願いは、認知症が治る病気となること。完治につながる新薬の登場を切望しています。

「それまでは、ご家族や介護者が接し方を知り、寄り添っていくことが何よりご本人の精神の安定につながるのではないでしょうか」。

 

取材日:2016年9月7日

みゆきだ内科医院の外観

みゆきだ内科医院

〒377-0006
群馬県渋川市行幸田342-9
TEL:0279-60-6070

 

 

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