『笑顔とこころでつながる認知症医療』サイトドメイン変更のお知らせ 「お気に入り」や「ブックマーク」の変更をお願いします

詳細はこちら

ホーム > 地域から探す【関東信越】 > 東京都 > 東京都中央区 シニアメンタルクリニック日本橋人形町
医療機関を探す

専門性の高い医療を、身近なクリニックで提供
<東京都中央区 シニアメンタルクリニック日本橋人形町>

院長 井関栄三先生 院長 井関栄三先生

2016年4月に開業したシニアメンタルクリニック日本橋人形町。院長は大学病院で30年以上、認知症の診療と研究に携わってきた老年精神医学専門医の井関栄三先生。その経験と技術を生かし、認知症の診断と治療、さらに早期診断や予防治療にも力を入れています。

レビー小体型認知症の研究・治療の第一人者として

院長の井関栄三先生は、1979年に新潟大学医学部を卒業した後、横浜市立大学や順天堂大学で、認知症の診療と、原因究明や早期診断のための研究に携わってきました。

「大学では、臨床・研究・教育が役割の3本柱です。私自身は教育や研究が好きで、学生や若手の研究者への指導にもやりがいを感じていました。しかし30年以上打ち込んできて、『大学で自分のやるべきことはやり切った』という気持ちが徐々に大きくなっていったのです。これから何がしたいかと考えたとき、今まで積み重ねてきた経験と技術を生かして、自分の思うような認知症診療をしてみたいと思うようになりました」。

明るい待合室 明るい待合室

認知症は、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症など、原因によってさまざまな種類に分けられます。井関先生は、特にレビー小体型認知症に関して、全国的にも有名な研究者であり専門医でもあります。また、先生は臨床では認知症の早期診断と予防治療を専門にしており、“認知症の診断と治療だけでなく、早期診断と予防治療も行う認知症専門クリニック”を目指してシニアメンタルクリニック日本橋人形町を開業しました。

詳細な検査で早期に認知症の鑑別診断を

認知症の治療には、薬物療法、精神療法、家族療法などさまざまな方法がありますが、患者さんの一人ひとりに最善の治療を行うためには、まずは正確な鑑別診断を行うことが重要だと、井関先生は考えています。

同クリニックでは、井関先生による患者さんやご家族への問診と精神・神経学的診察に加え、神経心理検査や画像検査を実施します。

神経心理検査では、HDS-RやMMSEなどのスクリーニング検査のほか、記憶について詳細な評価を行うWMS-R(ウエクスラー記憶検査)、記憶以外の認知機能を評価するWAIS-III(ウエクスラー成人知能検査)、さらに必要に応じて、計画性や実行能力を評価する前頭葉機能検査、視覚認知機能検査、失語症検査などを、クリニックで行います。神経心理検査を行う臨床心理士は、井関先生と大学で長年一緒に働いてきた認知症専門のスタッフです。井関先生は、これらの神経心理所見を診察時に分かりやすく説明します。

画像検査は、必ず実施する頭部CTやMRI検査は近在の画像検査専門機関で行います。また必要に応じて、認知症の鑑別診断に有用とされる脳FDG-PETやSPECT検査、パーキンソン病やレビー小体型認知症の鑑別に有用とされる脳DATscanやMIBG心筋シンチグラフィーなどの検査を、連携する順天堂東京江東高齢者医療センターで行います。井関先生は、これらの画像所見も診察時に画面上で詳しく説明します。

また井関先生は、“MCI(軽度認知障害)の段階で診断し、どの種類の認知症に進むかを予測して適切な予防治療をすること”が、認知症の方とご家族の穏やかな生活の維持につながると考えています。

「当クリニックには、将来認知症になる可能性があるか調べてほしいという方も多く来られます。その際は、ここ1、2年の日常生活における変化、以前と比べてどこがどう違うのかを、ご本人とご家族から丁寧に聞き取り、必要な検査を受けていただいています」。

クリニック開業前から継続して診察している方のほか、新規の患者さんの来院も増え、開業からわずか半年で多くの患者さんやご家族から信頼を寄せられるクリニックとなっています。

患者さんとご家族のプライドを守り、生活を支えるために

「世間一般の認知症への理解は、まだ十分とはいえません」と井関先生は話します。

「福祉や医療に携わる人の中にも、“認知症”とひとくくりに考える人は少なくありません。認知症にもいろいろな種類があり、個人によっても症状は異なります。患者さん一人ひとりの症状や経過、背景などを十分に理解した上で、治療に取り組まなければなりません」。

認知症患者さんの多くは、社会人として、家庭人として、自分の人生を精いっぱい生きてきた方たちです。「認知症が進行しても、患者さん一人ひとりのプライドを守り、生活を支える気持ちで治療していくことが大切」と語る井関先生は、患者さんの話をよく聞くことと分かりやすく説明することを心掛けています。

「早期に自分から受診する方がいる一方で、物忘れを心配するご家族に連れてこられて、認知症を認めたくない気持ちからかたくなな態度をとる方もおられます。しかし、そんな方でもじっくり時間をかけて話を聞き、客観的な検査データを見せながら分かりやすく説明すれば、心を開いてくださいます」。

例えば「検査結果を見ると、お年より少し老化が進んできているようですね。放っておくと今できていることができなくなってしまうかもしれません。5年先、10年先も元気でいられるように今から予防していきましょう」と話すと、ほとんどの方が「実は私も少し心配だったんです」などと笑顔を見せ、その後も納得して通院と治療を続けるそうです。

 井関先生は、どんなに認知症の症状が進んでも、診察のときには必ず患者さんご本人と話をしています。たとえうまく話せなくても、ご本人が訴えたいことをくみ取って対応することを大切にしているからです。

「私たちは、認知症患者さんやご家族と一生お付き合いしていくつもりでいます」と笑顔を見せる井関先生。細かい変化も見落とさないようにと丁寧に診察する姿勢が、患者さんやご家族との信頼関係にもつながっているようです。

生活する中でのちょっとした変化への「気付き」が重要

MCIの段階で早期発見するためには専門医による診断が必要ですが、その兆候を見つけることは、かかりつけ医にも十分可能だと井関先生は話します。

「例えば、高血圧で通院している患者さんが『最近物忘れがひどくて』と話したとき、『こうして私とちゃんと話しているのだから心配ないですよ』と言ってしまう医師も多いと思います。患者さんを安心させたい気持ちは理解できますが、そこで『どんなときにそう思いますか?どんなことが心配ですか?』などと聞き、気になることがあれば、ぜひ専門医への受診を促していただきたいのです」。

普段の様子を知るかかりつけ医の“気付き”が、認知症の早期発見につながります。ご本人からの訴えだけでなく、診察中にいつもと違う様子や、ちょっとした変化を感じたら、「最近、気になることや困っていることはありませんか?」などと聞いてみてほしいと、井関先生は呼びかけます。

積極的な「連携」と「啓発」で地域医療にも貢献

認知症の方が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けるためには、行政や福祉施設との連携や、かかりつけ医への啓発が不可欠です。今後の目標に“地域医療への貢献”を掲げる井関先生は、地域の認知症医療のネットワークづくりにも積極的に取り組んでいます。

大学病院時代は、全国各地で専門医を対象に認知症の最新の研究成果を講演してきた井関先生ですが、開業後は一般の方々やかかりつけ医を対象に、より身近な講演会を行うようになりました。また、近隣の福祉施設などから、認知症患者さんの対応について相談を受けることも多く、QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)を維持しながら介護や生活サポートができるよう、専門医の立場からアドバイスしています。

さらに、在宅医療を受けている患者さんに認知症の治療やBPSD(周辺症状)のコントロールが必要となった場合には、専門医としてサポートするなど、在宅医療の医師と連携した認知症診療も行っています。

「認知症専門医であると同時に開業医として、地域医療も大切にしていきたい」という思いを胸に、日々診療にあたる井関先生。地域住民にとって身近な存在でありながら、大学と連携し、常に最新の医療を提供できるクリニックとして、これからも認知症患者さんとご家族に向き合い続けていきます。

 

 

取材日:2016年9月28日

シニアメンタルクリニック日本橋人形町の外観

シニアメンタルクリニック日本橋人形町

〒103-0013
東京都中央区日本橋人形町2-2-3
アライヴ人形町5F
TEL:03-5614-0278

施設のホームページへ

 

 

この記事のURLをメールで送信
医療機関を探す
新着施設から探す
地域から探す
  • 北海道 近畿
  • 東北 中国
  • 関東・信越 四国
  • 東海・北陸 九州・沖縄
カテゴリーから探す
  • 社会が考える認知症予防・治療・戦略
  • 日常診療における創意工夫
  • チーム連携のさらなる充実
  • ふれあいつながる作品展
  • バアちゃんの世界
  • バアちゃんの世界からわかる認知症の症状と対応のヒント
  • 「笑顔とこころ」をつなぐ声
  • お薬(剤形)の選択肢が増えました
  • 患者さんとご家族のための認知症の知識
  • 認知症相談窓口
  • 認知症サポーターキャラバン
  • サイト運営企業の取り組み
  • 医療関係者の皆さまへ
トップページへ