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大学病院や留学の経験を生かして地域医療に尽力
<香川県高松市 こくぶ脳外科・内科クリニック>

こくぶ脳外科・内科クリニック 院長 政田哲也先生< こくぶ脳外科・内科クリニック
院長 政田哲也先生

予防段階から患者さんに寄り添った医療を実践したいという思いでクリニックを開業して5年。こくぶ脳外科・内科クリニックは、専門性を生かしながら、在宅医療や介護サービスにも取り組み、地域との関係を深める認知症医療を実践しています。

仲間と開業後に自らのクリニックを立ち上げ

洗練された待合スペース 洗練された待合

こくぶ脳外科・内科クリニックの院長、政田哲也先生は香川医科大学を卒業後、同大学病院に勤務、さらにカナダやアメリカに留学するなどして脳外科医としてのキャリアを積んできましたが、2007年に同じ脳外科医の松本義人先生と共同で高松市郷東町に西高松脳外科・内科クリニックを開業。

当初から「もの忘れ外来」を設置して認知症治療に取り組んだ後、患者数の増加に対応するために、2011年、近隣の国分寺町に新たに自らのクリニックを開業しました。

「大学病院や救急病院では急性期の患者さんを扱うことが多く、手術などの治療を行った後は、かかりつけ医に任せてケアを継続することはありませんでした。予防の段階から患者さんの近くで一緒に治療に取り組みたいと考えての開業でした」と政田先生は当時を振り返ります。

西高松脳外科・内科クリニックと連携しているライム調剤薬局も、こくぶ脳外科・内科クリニックの隣に支店として「ゆず調剤薬局」を開設、開業当初から連携して地域医療に注力しています。

早い段階で受診する認知症の方が増加

「当クリニックを開業した2011年以前は、認知症への世間一般の理解がまだ浅く、治療薬も1剤しかありませんでした。あれから5年がたち、状況は大きく変わって、早い段階で受診される方が増えました」と政田先生は語ります。

もの忘れ外来に初診で訪れる方のうち、ご家族に付き添われて来院する方の多くは認知症と診断されますが、逆にご本人の判断で受診した方はMCI(軽度認知障害)でもなく、加齢に伴う正常範囲の“もの忘れ”であることがほとんどです。

「これは、早期受診の重要性が広く知られた成果だと思います。ご本人やご家族がいろいろと勉強してこられることも多く、『この薬をください』と言われる方もいます」。

ご家族へのアンケート結果をホームページに

同クリニックのホームページには、もの忘れ外来の受診を考えている方やそのご家族に向けたQ&Aが掲載されています。特徴的なのは、政田先生がご家族を対象に行ったアンケートの結果も併せて公開していることです。

認知症に気付いた最初の症状は何だったか(1位「もの忘れがひどい」、2位「ささいなことで怒り出す」、3位「道に迷うことがある」)、アルツハイマー型認知症の治療薬の効果を実感しているかどうか(「改善」が32%、「不変」が53%)、ご本人にもの忘れの自覚があるか(「ある」が7%、「ない」が73%)など、具体的なデータを見ることができます。

全国調査などの結果ではなく、地域の認知症の方とそのご家族の現状を知ることで、受診への心理的なハードルも低くなり、早期診断・早期治療の実現につながっています。

画像診断を駆使した認知症治療

1.5テスラのMRI 1.5テスラのMRI

脳外科を専門とする同クリニックでは1.5テスラのMRIを駆使して、脳疾患の診断や脳ドックを数多く手掛けるほか、脊髄、関節、胸腹部、血管、前立腺、子宮などの検査も行っています。MRI検査は受診当日に受けることも可能で、さらに検査翌日に結果を知ることができる体制がとられています。

認知症の診断では、アルツハイマー型認知症とその他の認知症との鑑別に役立つのはもちろん、アルツハイマー型認知症の進行を確認するための、VSRAD(早期アルツハイマー型認知症診療支援システム)検査も行っています。

「症状に変化があれば、その日に画像診断を行うこともあります。認知症は高齢の方が多いため、脳梗塞などの可能性もありますから、気になることがあれば画像で確認するようにしています」。

病院、薬局、訪問看護師との連携も

BPSD(周辺症状)が強く出ている方は連携する病院の精神科医に紹介し、症状が進むと施設に入所する方も多いので、同クリニックで治療や管理を行っているのは、軽症もしくは症状が安定している方がほとんどです。

高齢化の進展もあり認知症の方は増え続けているので、同クリニックでは往診・訪問診療にも取り組んでいます。

「訪問看護師や調剤薬局の薬剤師と連携、情報共有して、普段は看護師さんに訪問してもらい、何かあれば医師を呼んでもらうといった連携もできています」。

同クリニックでは、脳梗塞などの患者さんを対象としたリハビリテーションのノウハウを活用した、認知症の方向けの運動療法も検討中です。また、小規模ではありますが、同クリニックの患者さんを対象とした介護サービスも手掛けています。

家族アンケートでは、同クリニックを初めて受診した方のうち、その時点で介護サービスを利用していたのは2割程度に過ぎないという結果が得られています。サービスの存在を知らない、ご本人に病識がなく介護サービスの必要性を感じていないなどの理由が考えられます。

政田先生とスタッフの皆さん 政田先生とスタッフの皆さん

「デイサービスに出掛けて身体を動かしたり、人に会って刺激を受けることで、認知症の進行を抑制する効果も期待できます。家族だけで抱え込まないためにも、利用できるサービスを積極的に勧めています」。

開業から5年がたち、内科クリニックとしても地域になじんできた同クリニック。風邪などで受診する患者さんも増えたことで、認知症を含め高齢者に想定されるさまざまな疾患の予防に、中高年の段階から取り組めるようになってきました。

「2007年に仲間と共同経営のクリニックを開業してから10年、2011年に当クリニックを立ち上げてから5年。地域医療と認知症の方のケアに貢献したいという私の目標が、徐々に形になっているのを感じます」。

 

 

取材日:2016年11月9日

こくぶ脳外科・内科クリニックの外観

こくぶ脳外科・内科クリニック

〒769-0103  
香川県高松市国分寺町福家3812-1
イオンタウン国分寺メディカルモール
TEL:087-875-2255

施設のホームページへ

 

 

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