やったで賞

秋の味覚

龍ケ崎済生会病院

茨城県龍ケ崎市中里1丁目1番

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この方は寝たきりなのでしょうが、本当に頑張っておられると思います。少しでも起き上がり、座ろう、立とうと思っているのが伝わってきます。ノルアドレナリンは、姿勢を保持するだけで刺激され意欲が出ます。また、見ているだけで脳は動きます。例えば、手を挙げる動作を見ると、自分の手を動かす領域が活性化します。これがミラーニューロンと呼ばれているものです。秋刀魚を食べたいという気持ちから、このような本当に食べられそうな、よだれが出そうなリアルなスケッチができたのだと思います。見ているだけで脳は食べた気持ちになれるのかも知れません。この絵の秋刀魚に「かぼす」をかけたくなりますね。
このスケッチに描かれている秋刀魚の顔は、こちらを向いていますが、お皿は反対向きで、醤油小鉢とお茶は向こう側にあります。でも、お箸は手前です。食べたくても食べられない、何とももどかしい現状がこのスケッチに現れています。 この2匹の秋刀魚は本当に、「本当に旨い!」いや、「上手いですね!」

医師・敦賀温泉病院 理事長 院長 玉井 顯

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