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応募作品詳細

第5回 敢闘賞
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作品タイトル

海の景色

病院・施設名

社会福祉法人 竜華福祉会 ホーム太子堂

施設所在地

大阪府八尾市太子堂4丁目1-32

作者名

手作業クラブ

コメント

当施設の入所者様やデイサービスご利用者様のうちの50人ほどのかたがたが一部分ずつできるところを担当して共同制作で3か月近くかけて完成しています。作品の大きさは、縦の長さが163㎝、横の長さが312㎝です。絵の具をスポンジに含ませてスタンプのようにして押すように台紙へ色を付けました。海は、水色の絵の具でスタンピングしました。山の木々を緑色で表現しました。「ぺたん、ぺたんさせて」とおっしゃるかたもおられ、遊び心をもって海・山・岩の色をつけました。濃淡の色が出て、太陽の光を反射してきらきらした海の水面や海中に見えました。魚は、当施設ご利用者様から寄贈して頂いた光る材質の折り紙も使用して折りました。うろこが光っているように、生き生きした魚が出来ました。イカやエビ、鳥やヨットも折り紙で折っています。右手の砂浜部分は毛糸を短く切ってのりづけしています。沢山の細い毛糸を短く切るのには時間がかかりました。そこに、本物の貝殻(あさり)をつけて砂浜の感じをより表現しました。その砂浜には折り紙のパラソルを配置しています。パラソルの柄はモールを使いかわいくねじりをつけています。握力が低下していても使いやすい柔らかい紙粘土で、さんご、夏の雲、灯台を作りました。さんごには桃色、緑色の絵具を混ぜ込みました。心身状態の重度の方にもできる限り制作参加をしていただき、職員が手を介助し粘土をこねたり、形をつけていただく作業を楽しんで頂きました。思い思いに少しずつ指で押して頂き、自然の形に似た物に近づけました。黒い岩は、座位での作業時に足底をのせる台にしていた発砲スチロールのブロックが壊れたので、捨てるのはもったいないと思い、工夫して創作品づくりに再利用しました。ごつごつした岩肌を表現するように表面を荒く削りました。茶色や黒い岩から海草がゆらゆらしている感じを出して、豊かな海の底のイメージを表現してみました。海底の中心のやや左に配置した茶色い砂・石・岩を表現している物は靴下のはぎれを使っています。食堂のカーブした壁面いっぱいに、4つの作品を合体させて1つの大壁面画にしました。カーブしている壁面であるため、鑑賞者へ迫ってくるような迫力のある展示物になりました。ダイナミックな大作品が完成し展示されると、作品を見上げて歓声が沸きました。作品を鑑賞しながら、職員と入所者様で「ハワイのリゾートホテルから見た海の景色みたい」、「芸能人さんの別荘があるところやね」と感想を話し合っています。作品を見ながら「ハワイ航路」の懐かしい曲を合唱しました。「この作品はいい」、「毎日見に来る」、「この場所から見るのが一番いい」と施設内を車いすで移動される時の寄り道のコースになっておられる入所者様もおられ、皆様で力を合わせた素晴らしい作品が出来上がりました。

施設の取り組み

特別養護老人ホーム、デイサービスセンターにおいて、作業療法の一環として手作業クラブとして創作活動を行っています。手作業クラブでは、塗り絵、カレンダー制作、粘土細工、折り紙、紙工作、書道、施設行事(夏祭りなど)の飾り付け作品の制作などを行い、施設内に作品を常時展示しています。入所者様の居室へも創作品を展示しています。また、地域において、地域フェスタ等の行事には、創作品を出展させて頂き、施設での手作り作品を小学生の皆様に交流記念としてプレゼントする活動もさせて頂いております。グループで創作品づくりをすることで、生活のリズムづくりや情緒の安定、仲間づくり、残存能力を発揮し活力を引き出し、お健やかで心豊かな施設生活を送って頂くよう専任の作業療法士と介護福祉士の2名が対応しております。和気あいあいと世間話をしながら、なじみの職員と作品作りをし、安心した場所において、ゆったりと過ごせるように配慮しています。ハサミを持ち紙を切り抜き、ご本人様やご家族様、職員が気が付かなかった能力を発見できることもあります。このような作品展応募は、施設入所者様、デイサービスご利用者様の制作意欲を高め、楽しみや生きがいになっています。

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